保育士として働きながら、楽曲制作やライブ活動を精力的に行っているラッパー・TOY。
レコーディング・ミックス・マスタリングのほとんどを自ら手掛け、これまでに3枚のEPと12枚のシングルをリリースしています。
そんなTOYさんに、これまでの経歴や活動に込めている想い、楽曲制作をする上でのこだわりなどをインタビューさせていただきました!
ラッパーTOYとは?活動経歴やこれまでの人生について
ラッパーTOYの基本情報
東京を拠点に活動するラッパー。心の内側にある感情を、繊細に言葉を選びながらリリックに落とし込み、優しく歌い上げる。ラッパーとして活動する傍ら保育士としても働いており、子どもたちの感性から得たインスピレーションは作品の随所にも生かされている。
2021年から本格的に楽曲制作を始め、レコーディング・ミックス・マスタリングのほとんどを自ら手掛け、これまでに3枚のEPと12枚のシングルをリリース。
ヒップホップをルーツにしつつも、ジャンルの枠にとらわれずあくまで「何を表現し、伝えたいか」という視点から楽曲制作に日々励んでいる。
年間で50本ほどライブに出演し、渋谷のR-LoungeやunderberのようなHIPHOPクラブから、吉祥寺のNEPO、下北沢のlagunaのようなライブハウスまで、様々な場所でライブを行っている。
これまでにフィーチャリングを含め4本のMVを制作し、「Run」のMVではcyber ruiやweek dudusといった人気ラッパーのMV制作も手掛けるCSO FILMが撮影・編集を行った。
幼少期・学生時代のTOY
――TOYさんが小さい頃は、どんなお子さんだったんですか?
幼稚園児の頃は、お喋りだけど打たれ弱い子どもでした。友達に「あーそーぼ!」って話しかけて、断られたら泣いちゃうみたいな。
最近実家で幼稚園時代の映像を見せてもらったんですけど、ディズニーランドでミッキーマウスに怯えて泣いていましたね(笑)
――かわいい…!学生時代のことも教えていただきたいです!
昔から人と話したり関わったりするのが好きで、物おじせずに色んな人に話しかけていました。
学校帰り、駅で同じ学校の見たことある人を見かけたら、「話したいから一緒に帰ろうぜ~!」って声をかけちゃうことも。
表裏一体だと思ってて、人が好きとも言えるし、寂しがり屋とも言えるかな(笑)
あとは、当時から負けず嫌いなところもありますね。僕ってよく「ほんわかしてるイメージ」って言われるんですけど実際には負けず嫌いで。
中学でも高校でもテニス部に入ってたんですけど「レギュラーになれなきゃやってる意味がない!」くらいの気持ちで取り組んでました。
今もたまにMCバトルとか出るときには、負けたくないっていう想いがかなり強いです。
――人とすぐに仲良くなるところも、負けず嫌いなところも、当時から現在までずっとなんですね!
そうですね。ただ、中学生の頃は精神的に参っていた時期もありました。
学校の授業で、「薬物はダメだ」みたいな映像を観る機会があったんですけど、それがきっかけでどんどんおかしくなっていってしまって。
映像で見た薬物が怖すぎて自分でも調べまくったり、「家や外で食べるご飯に薬物が入ってるんじゃないか?」って勘ぐっちゃって、食べられなくなってガリガリになっちゃったり。
担任の先生に紹介してもらった精神科の病院で治療を受けたらだいぶよくなったんですけど、当時は自分自身も家族も大変でした。
その出来事を通じて自分の心と向き合う習慣ができて、それが今の楽曲制作にも活きています。
――そんなことがあったんですね…!びっくりです。
『for ME,for YOU』のリリックにある「横浜の病院 泣き叫んでは 弱る俺見て母さんは泣いてた」っていうフレーズが、まさにその当時のことです。
この経験で自分のなかに生まれた考え方のクセみたいなのが、今でも結構残っていて。
思い込みの激しさというか、一回思い込んじゃうとそこから抜け出せなくなっちゃう、みたいなのが今でもあるんです。
でも、その経験のお陰で心が弱い人の気持ちが分かるようになったから、良かったなと思えるようになってきました。
あと、自分は大変な思いもしてきたけど、友達にはすごく恵まれたおかげで楽しい学校生活でした!
保育士としてのTOY
――今現在は保育士のお仕事をされているんですよね。
そうです!22歳の頃に幼稚園の先生として就職して、途中で保育士に転職したんですけど、合わせると9年間保育の仕事をしています。
この仕事をするなかで感じることは音楽にもすごく活かされるし、子どもと一緒にいる生活が大好きなので音楽活動とバランスを取って続けていきたいなと思っています。
子どもの持つ感性はすごく素敵で、ここで語りきれるものではないんですけど。僕の方が子どもたちから教わっているものが多いなあと思ってます。
アーティスト・作曲家としてのTOY
――これまでに何曲くらい楽曲制作をしてきたんですか?
厳密には数えられないんですけど、世に出ているものだと50曲くらいかな?没にしちゃったのも含めるともっとあります。
作ってる人はもっと作ってるんで、自分では少ない方だと思っています。
リリックを書いてレコーディングするだけじゃなくて、ミックスやマスタリングも全部自分でやってるし、こだわりが強くて撮り直したりとかも結構するので、1曲完成するのにかなり時間がかかるんですよね。
ありがたいことに、ライブに出させてもらえる機会もいただけて、2023年は50本くらい出ました!
――職人気質なんですね…!MVもYouTubeで公開されていますよね!
そうなんです!CSO FILMさんというクリエイティブチームからDMでお声かけいただいて。
ちょうどMV出したいなって思っていたところだったので、お願いして作っていただきました。
TOYにラップを始めたきっかけや今後の展望について質問してみた!
TOYさんに、以下に関する質問をさせていただきました!
- ラップを始めたきっかけ
- 保育士になった経緯や音楽活動との両立について
- 楽曲制作をするうえでこだわっていること
- バトル・音源制作でこだわっていること
- 尊敬しているラッパー
- TOYさんに会う方法
- 今のHIPHOPシーンに対して思うこと
- これから挑戦したいこと
①ラップを始めたきっかけは?
――どのようなきっかけでラップを始められたんですか?
単純に、好きなアーティストの曲を聴いていて「自分もこんな風にラップしてみたい!」って思ったからです。
自分はHIPHOPをやりたいと思うタイミングが遅くて、そう思った頃にはすでに仕事をしていたし、周りにもHIPHOPを聴く人がいなくて始め方がわからなかったんですけど、当時サラリーマンをしながらバトルなどで活躍していたBOZさんにふと思い立ってDMを送ってみたんです。
「自分はこういう者で、ラップをする仲間が欲しいと思っているんです!」という内容のDMを送ったら、社会人向けのMCバトルの大会を案内してもらって、勇気を出してエントリーしました。
家で1人でフリースタイルをしたり、KREVAさんのリリックを分析して韻の研究をしたりはしていたんですけど、人前でラップをしたのはその大会が初でしたね。
そこで知り合った人に誘ってもらって、新橋サイファーに行くようになって、半年後には楽曲制作も始めました。
――行動力がすごいです…!いろんな人と仲良くされていますよね。
そうですね。もともと人見知りしない性格っていうのもあって。
新橋サイファーに行き始めたころは、ラップの話ができる人がたくさんいることにめちゃくちゃ興奮していました。
ずっと1人でHIPHOPを聴いていて、話せる人がいなかったので(笑)
今もいろんな人とご飯を食べに行ったりしていて、音楽の話もプライベートの話もできる友達にたくさん出会えました!
②保育士になろうと思ったのはなぜ?
――YouTubeに上がっている十影さんの密着動画で「小学生のころから保育士になりたかった」と仰っていましたよね。
そうなんです!
昔から子どもと遊ぶのが好きで、小学校高学年のときは近所のちびっ子を集めて公園で一緒に遊んだりしていました。
ちびっ子たちの両親からも「よく遊んでくれてるお兄ちゃん」と認識されていたと思います(笑)
保育士になりたいなって思うようになったのは、中学生の頃の職業体験がきっかけです。
自分でいうのもアレなんですけど、その日1日で園児から絶大なプロップスを得たというか、伝説を残したというか(笑)
園の先生からも「明日から来ない?」って冗談で言ってもらえたりして。
その経験から「天職じゃん!これを仕事にしたい!」と思うようになって、幼稚園の先生や保育士を目指すための大学に進学しました。
――保育士って、体力を使う仕事でもある分、音楽活動との両立が大変なんじゃないかな?と思います。
言われてみれば確かに、働きながら楽曲制作やライブ活動をしているので、結構忙しいかもしれないです。
でも、そんなに大変っていう感覚はないかな。自分でやりたくてやってることだし、家でコツコツ制作するのが好きなんですよね。
「今日はこれを、明日はこれをやろう」って自分で決めて、ゲーム感覚で取り組んでいます。
③曲を作るときにこだわっていることは?
――TOYさんが楽曲制作をするうえで、こだわっていることを教えてください!
リリックにものすごくこだわっています。
自分のことを語るのはもちろんだけど、「曲を聴いた人が何かを感じられるように」っていうのをすごく意識していて。
「俺凄いんだよ」って感じの曲はあんまりないです。
「自分の生活を歌ってヘッズたちに夢を見せる」っていうのもすごく立派なことだし、ラッパーの大事な役割のひとつだと思います。
ただ自分の場合は、自分がした経験とかを人が共感できるような形でリリックに落とし込んで、「TOYもこういうこと経験してるんだな、自分も頑張ろう」とか、そういうことを思ってもらいたいです。
これはまだ100%できてるとは言えないんですけど、自分だからこそ言えるリリックを書きたいなっていうのも意識してます。
――保育士としての経験をリリックに反映させている曲が多いですよね。
そうですね。
例えば、自分が見ている子どもが「おばあちゃんが、自分で言ったことは全部本当になるって言ってた」って話しているのを聞いて、それを歌詞に入れちゃったりとか。
ほかにも、クラスで飼育していた芋虫がなかなかサナギにならないのを見て「やりたいことがあるのに行動に移せない今の俺みたいだな」って感じて、リリックにしたりとか。
自分の世代の男性で3歳児と日常的に話をしていたり、芋虫を飼ってたりする人ってなかなかいないと思うんですよ。
自分ならではの経験だから、積極的に作品に反映させていきたいなって思っています。
――まさに「オリジナリティ」ですね…!ミックスやマスタリングもご自分でされているんですよね?
プロのエンジニアさんに依頼する方が世間的には良いものを作れると思うんですけど、自分で納得のいくものを作りたい気持ちが強くて、自分でやっています。
スタジオだと何回も修正を依頼したり撮り直したりっていうのが難しいし、迷惑をかけてしまうので。
どこかしらで妥協した作品になってしまうのが嫌で、自分でやるようになりました。
時間はかかっちゃうけど、自分の技術の範囲内で自分が納得したものを作ってリリースしています。
ただ、今後は腕のあるプロのエンジニアさんにお願いする曲も増えてくると思うので楽しみにしててもらいたいです!
④尊敬しているラッパーはだれ?
――TOYさんが尊敬しているラッパーを教えてください!
実際にお世話になっていて、人間性も音楽活動も含めてめちゃくちゃ尊敬しているのが、十影さんです。
「音楽を通して人々に元気を、プラスのエネルギーを発信する」という想いで活動されていて、大変な経験もしてきたうえで音楽でプラスに変えている姿がかっこいいです。
十影さんほど、プラスのエネルギーを持っている人はいないなって思います。
アーティストとしての心構えについてもいろいろ教えてくれて、立ち振る舞い方に関しても勉強させてもらっています。
「まずは仲間に認められて、その仲間の仲間に認められて、それから顔も名前も知らない人に届く。そこまで届けるためには人々を勇気づける、元気を与える曲が必要だ。」
というお話をしてくれたのが特に印象に残っていて、楽曲制作をするときのスタンスに繋がっています。
――とても素敵な方ですね…!
そうなんです。
ほかは、SALUさん・SKY-HIさん・Ittoさんのことを特に尊敬しています。
SALUさんは昔から本当に大好きで、自分に考え方が似ているというか、曲を聴いていてめちゃくちゃ共感できるんですよね。
好きすぎて自分の曲がSALUさんに寄りすぎちゃうから、あえてあんまり聴かないようにしていた時期もあったくらいです(笑)
――SKY-HIさんはどんなところが好きなんですか?
SKY-HIさんは、AAAがきっかけで知ったんですけど、圧倒的なスキルで逆境をはねのける姿がかっこいいです。
写真集を持ってるくらい好きで、SKY-HIさんがやってきたことや考え方に関して結構ディグってるんですけど、
AAA時代、アングラに行けば「アイドルが来るんじゃねーよ」って言われて、事務所からは「アングラみたいな危ないところ行くな」って言われて板挟み状態だった時期があったんです。
そんな中でも「でも自分はHIPHOPが好きだから」っていう気持ちを貫いてここまでのキャリアを積んできた姿を本当に尊敬しています。
自分も、保育士の仲間からは「ラッパーっぽくない」って言われるし、ラッパーの仲間からは「保育士っぽくない」って言われることがあるので、少しシンパシーを感じています(笑)
――Ittoさんについても教えてください!
Ittoさんは、活動を見ていて「自分もこういう風に音楽と向き合えるようになりたい」って思います。
自分の生活を大事にしながら、その中にしっかりと音楽があって。自由に音楽を楽しんでる感じがすごく素敵です。
自分はまだ無名だからもっと頑張らなきゃって思うけど、いつかIttoさんみたいに音楽をやれたらいいなって思います。
⑤TOYに会うにはどうしたらいい?
――ずばり、TOYさんに会うにはどうしたらいいですか?
SNSでライブの告知をしているので、来てくれたらとっても嬉しいです。
でも時間とお金を使ってライブに遊びに来るってすごいことだと思っていて。
DMをもらえたら、コンタクト取れます!
⑥今のHIPHOPシーンについて思うことは?
――ざっくりとした質問ですが、今のHIPHOPシーンに対しての考えを教えていただきたいです!
HIPHOPもそうだし、音楽全般に言えることだけど、多様化がめちゃくちゃ進んでるなって思います。
ジャンルの壁がどんどんなくなってきていて、HIPHOPが他ジャンルの要素を取り入れたり、他ジャンルがHIPHOPの要素を取り入れたりっていうのが普通にある。
「これはHIPHOPか論争」みたいなのもたくさんされてますよね。
いったん全部HIPHOPだと仮定すると、ほんとうに多様だなって思います。
例えば「HIPHOPが好き」っていう友達がいたとしても、聴いてる曲の系統が違っていて話が全く合わない、みたいなことも珍しくないですよね。
――確かに一言で「HIPHOP」といっても、本当にいろいろな曲がありますよね。
曲だけじゃなくて、アーティスト自体のキャラクターの多様化も進んでるなって思います。
まるで漫画の世界みたいに、喧嘩が強いやつ・悪いことをしてるやつ・ぶっ飛んでるやつ・オタク・平凡・イケメン・カリスマ…って感じでいろんなキャラクターのラッパーがいるなって。
とくに、『ラップスタア誕生』とかに出て売れてる人を見る度に「ああ、まだこの椅子があったか!」って思います。
売れていく人たちは、空いている椅子を見つけているというよりも、自分で椅子を生み出してるみたいな印象かな。
キャラクターもだけど、曲でも既存のものにオリジナリティを加えて、新しいスタイルを生み出していたり。
売れている人・活躍している人はみんなオリジナリティが強いなって思います。
だからこそ、自分も新しい椅子を生み出していかなきゃな、そのためにどうすればいいのかな、ってことを最近よく考えています。
楽曲の中身だけじゃなく、動き方も考えていかなきゃなって。
大変だけど、多様化が進んでいるからこそ自分みたいに特殊なバックボーンがない人でもHIPHOPをやれているっていう側面もあると思うので、恩恵を受けてるとも感じています。
⑦これから挑戦したいことは?
――TOYさんが今後挑戦していきたいことを教えてください!
これまで以上に楽曲制作を頑張りたいです!
それもあって、今後は2023年よりはライブの本数が減っちゃうかもしれないです。
こだわりが強い分、自分1人で曲を作ることが割と多かったんですけど、今後はいろんな人とコラボレーションしていきたいなって思います。
自分と同じように、細部にこだわって楽曲制作に向き合っている人と一緒にやれたら素敵だなって考えています。
――新しい楽曲・アルバムを聴けるのが楽しみです!
ありがとうございます!
あとは、ずっと思っていることなんですけど、『YENTOWN』みたいなクリエイティブチームをいつか作ってみたいです。
ラッパー・DJ・グラフィティアート作家・ブレイクダンサー・フォトグラファーが所属して、チームでHIPHOPのほぼすべてができちゃう、みたいな環境に憧れます。
クリエイティブなことに関する夢を、ちゃんと誠実に追ってる人たちの集団を作れたらいいなって思います。
TOYは数多くの音源を公開中!絶対聴くべき3曲を紹介
数多くの楽曲制作を手掛けているTOYさんですが、なかでもとくにおすすめの3曲を紹介します!
①Run
TOYさん:「傷ついても、もうとりあえずは走り続けるしかない」っていう考えに至って、この曲を作りました。
誰にでも、人から裏切られて傷ついたり、思うようにいかなかったりっていう経験が絶対にあると思うんですけど、自分にもそういう過去があって。
精神的に疲れていた時期に、「でもこういう経験を避けて生きていくことってできないよな」と思ったんです。
「辛い出来事に直面するのはみんな同じだし、そうやって走っていくうちにいいことに巡り会えるものだから、今傷を抱えているのは間違いじゃない」っていうのを聴いている人に伝えたいです。
②Liberty
TOYさん:『Run』を作っていた頃の辛い時期を経て、「俺ってそんなに悪い状況じゃないな」「本当に大事なものはもう持ってるな」って気づいたときに作った曲です。
人並みに辛い出来事はあるけど、音楽に使える時間・信頼できる友達・人からの愛・最低限のお金・自分で音楽を作れる技術や環境がちゃんとあるなって。
足りない足りないって歌うんじゃなく、「もう必要なものは持ってる。じゃあこれからどこへ行こう?」という気持ちをリリックにしました。
③Imagine
TOYさん:「未来のことはまだ起こってないんだからいいことを考えようよ」という気持ちを込めて作った、かなり前向きな曲です。
ネガティブなことを考えまくっていた時期に、すごく好きな友達から、
「TOY、いろいろ不安に思ったりしてるけどそれ全部想像じゃん?まだ起こってないことを考えるくらいだったら、いいこと考えたほうが良くない?」って言われたことがあって。
その言葉に喰らって、ずっと自分の心に残っているし、生き方のひとつになってるんです。
自分は最近になってやっと自信を持てるようになってきたので、この曲を通じて、聴いている人も自信を持ってくれたらいいなって思います。
あとは、リリックを意識して聴かなくても首を振れるような、ノリノリな曲にしたのもポイントです。
TOYの音源はどこで聴ける?
TOYさんの音源は、主に以下のサイトから聴くことができます。
らりすが思うTOYの魅力
TOYさんとの出会いは、およそ7年前の新橋サイファーでした。
当時のTOYさんはラップを始めたばかりだったのですが、これ以上ないくらい楽しそうにフリースタイルをしている姿が印象に残っています。
その後わたしがサイファーから離れていて交流がなかったのですが、その間もTOYさんはずっと音楽活動を続けられていて、しかも素敵な曲ばかり…!
インタビューを通じて、音楽を楽しみながらもその音楽をもっと広めるためにすべきことをとことん模索して積極的に行動している姿や、日々の生活や考えをリリックに反映している姿に魅力を感じました!
【まとめ】TOYは生き方・考え方を昇華させた楽曲が魅力のラッパー!
「何を表現し、伝えたいか」を意識しながら、ジャンルの枠にとらわれずに楽曲制作やライブ活動に向き合っているラッパー・TOY。
保育士としての生活からインスピレーションを受けたり、辛い経験をプラスに変えた経験をリリックに昇華していたりと、「自分にしか書けないリリック」にこだわっています。
2024年はより一層楽曲制作に力を入れる予定とのことで、今後の活躍からも目が離せません…!