でも、知らない言葉が多くてイマイチ楽しみ切れない…。
HIPHOPのスラングの意味を簡単に確認できる方法はないかな?
この記事では、HIPHOPをより楽しみたい人に向けて、41個のスラングを紹介しています。
ぜひ、ブックマークをして辞書代わりに使ってみてください!
この記事で分かること
- HIPHOPでよく使われる41個のスラングの意味や使用例が分かる
- 日本のHIPHOPシーンで特によく使われる12個のスラングについて詳しく理解できる
- HIPHOPのスラングを使う時の注意点が分かる
HIPHOPの「スラング」とは?
スラングとは、特定の分野だけで使われるカジュアルな言葉・表現を指すものです。
いわゆる「ストリートカルチャー」の1つであるHIPHOPにも、実に多くのスラングが存在します。
例えば、HIPHOPの重要な概念として、「ディス」(=相手を批判する)というものがあります。
英語の「disrespect」の略したもので、有名ラッパーのD.Oさんのテレビ出演によって広がりました。
貧しいストリートの世界から生まれたHIPHOPでは、貧困・犯罪といった社会問題への言及がなされることも珍しくありません。
HIPHOPのスラング辞典【41選】
HIPHOPのスラング41個の意味や使用例を、分かりやすくまとめました。
→日本で使われることの多い12個のスラングについて詳しく知りたい人はコチラ!
スラング | 意味 | 例文 |
アングラ (underground) |
undergroundの略。主流のメジャーに属さず独自性を持つアーティスト・シーンを指す。 | アングラ文化のHIPHOPでは、貧困・犯罪のようなテーマも扱う。 |
アンサー (answer) |
他のラッパーの楽曲や発言に対して、批判や反論、時に賛同の意を込めて制作される楽曲・パート。 | 違うレーベルのMCが自身の楽曲で自分に対して問題提起してきたが、俺も楽曲でアンサーしよう。 |
イル (ill) |
本来の意味の「病気の」という意味から転じて、「すごい」「素晴らしい」を意味するスラング。技術や楽曲の質を褒める際によく使用される。 | イルな奴こそ良い楽曲を作れるのさ。 |
ウィード (weed) |
「大麻」を意味するスラング。HIPHOPの歌詞や文化で頻繁に言及されるが、あくまで音楽表現の一部として扱われ、実際の使用を推奨するものではない。 | ウィードなんてなくとも、俺は音楽でハイな気持ちになれる。 |
エーケーエー (a.k.a.) |
"Also Known As"の略で、「別名」「異名」を意味する。アーティストの名前とは別のステージネームや複数の異名を示す際に使用される。 | 漢 a.k.a. GAMIさんは、仲間から「ガミちゃん」と呼ばれることもある。 |
オーディエンス (audience) |
ライブ・MCバトルの観客を意味する言葉。会場の熱気や盛り上がりを表現する際にも使用される。 | お前のラップでは、オーディエンスを沸かすことはできない。 |
クルー (crew) |
本来の意味の「船の乗組員」という意味から転じて、「仲間」「メンバー」。「ユニット」と同じ意味で用いられることもある。HIPHOPでは、よく使われる表現。 | 自分が所属している5人組のクルーで、ライブをすることになった。 |
サイファー (cipher) |
ラッパーたちが輪になって順番にフリースタイルを行う集まり。街角やクラブで自然発生的に行われることも多い。 | 今夜は◯◯公園でサイファーを楽しむ予定だ。 |
サッカー・スカー (sucker) |
本来の意味と同じで「騙されやすい人」「間抜け」。表面的な模倣をするラッパーに対して批判的な文脈で用いられることが多い。 | お前はスキルが足りないからまだまだだな!Sucker! |
(sampling) |
既にある音楽(音声)の一部を切り取り、新しい楽曲に組み込む手法。 | この楽曲は、海外のジャズをサンプリングしている。 |
ジャム (jam) |
音楽のシーンにおける「盛り上がり」を意味するスラング。また、優れた楽曲や印象的なフローを「ジャムっている」と表現することもある。 | |
ジャップ (jap) |
Japaneseの短縮形で、日本人や日系人を指す蔑称。歴史的に差別的な意味合いを持つ言葉なので注意。 | (バカにする意図で)どうせJAPなのだから、HIPHOPに詳しくないのは当然だよ。 |
ジョイント ( joint) |
大麻を巻いたタバコを意味するスラング。HIPHOPの歌詞で言及されることがある。 | |
スクースクー (skrr skrr) |
車の急発進や急ブレーキの音を模した擬音語。高級車や派手な運転を連想させる言葉で、HIPHOPの歌詞でも利用される。 | 格好良いバイクを乗り回しているぜ!Sqrrrr! |
セルアウト (sell out) |
本来の意味の「売り切ること」から転じて、商業主義に屈して芸術性や信念を失ってしまうことを批判する意味で使われるスラング。 | 彼は万人受けするポップ路線に移行して、音源もセルアウトするようになった。 |
(chill) |
本来の意味の「リラックスできるような落ち着いた状態」と同じくHIPHOPでも、リラックスした雰囲気の楽曲を評価する時に使われる。「くつろぐ」という意味で「チルする」とも。 | tofubeatsさんの「水星」は、チルな楽曲として有名だ。 |
(dig) |
本来の意味の「掘る」から転じて、希少なレコードや楽曲を探し出す行為を指す。「ディグる」とも。 | ディグる習慣のおかげで、皆の知らない楽曲にまで詳しくなった。 |
ディス | disrespectの略。相手を批判する言動や、そのための楽曲を意味するスラング。「ディスる」とも。 | 相手をディスるのもMCバトルの醍醐味だ。 |
トラック (track) |
HIPHOPでは、楽曲全体、特に伴奏部分を指す。ドラムビート、ベースライン、サンプリングなどで構成され、MCがラップする土台となる。 | 彼は有名なトラックメーカーだ。 |
トラップ (trap) |
2000年代以降、南部アメリカで発展したHIPHOPのサブジャンル。特徴的な重低音と電子的なサウンド、高速のハイハット音を持つ。 | トラップのビートでMCバトルをするのは難しいよ。 |
(dope) |
本来は「薬物」を意味する言葉だが、HIPHOPでは、「イカしている」という意味のスラング。優れた楽曲、印象的なパフォーマンス・卓越したスキルを評価する際に用いられる。 | なんてdopeな楽曲なんだ!素晴らしい! |
ニガー (nigga) |
アフリカ系アメリカ人を指す差別的用語「nigger」が変化していった言葉。HIPHOPでは文脈によって仲間意識を表す場合もあるが、本来は差別的な言葉であるため、使用には注意。 | 黒人同士は、兄弟のように親しいもの同士でNiggaと呼び合ったりする。 |
バース (verse) |
本来の意味の「詩の一節」から転じて、楽曲内のラップパートを意味するスラングとして使用される。 | 彼が楽曲で披露したバースは、スキルフルで独創的だ。 |
バイブス (vibes) |
本来の意味の「雰囲気」と同じか、よく似た意味で用いられる。あるラップの雰囲気・感情の高まりだけでなく、会場の熱気・盛り上がりも意味する言葉。 | 若い彼のラップからは、熱いバイブスが伝わってくる。 |
バウト (bout) |
本来の意味の「試合」「勝負」と同じか、よく似た意味で用いられる。HIPHOPでは、主にMCバトルの試合を指す。 | あの試合は、今日の大会のベストバウトだった。 |
バウンス ( bounce) |
本来の意味の「跳ねる」という意味のように、リズムの弾むような特性や曲の持つ躍動感を表す。パーティーやイベントの盛り上がりを表現する際にも使用されるほか、アーティストが経済的な成功を遂げていく様子をこの言葉によって表現することもある。 | |
パンチライン (punch-line) |
ラップにおける印象的な歌詞の一節を指すスラング。聴き手の心に強く残るような、鋭い比喩や機知に富んだフレーズを意味する。 | 彼の残したパンチラインが、今でも記憶に残っている。 |
(beef) |
HIPHOPで、ラッパー同士の対立・争いを指すスラング。言葉の応酬や楽曲を通じた批判の応酬など、様々な形でみられる。 | かつてニューヨークとロサンゼルスで、レーベル同士のビーフが勃発した。 |
(B-BOY) |
ブレイクダンスを踊る少年を意味する言葉から転じて、HIPHOPを楽しむ人を指すスラングとなった。女性は「B-GIRL」とも。 | HIPHOPへの歴史に対するリスペクトがなければ、真のB-BOYとは言えない。 |
ビガップ (big up) |
称賛・敬意を表す表現。HIPHOPでは、他のアーティストや仲間を公に賞賛する行為を指す。 | Big Up! すべてのHIPHOP好き! |
フェイク (fake) |
本来の「偽物」に由来するスラング。見せかけだけで中身のない人物・本物のスキルや経験がないのに、あるように装う人や行為を批判する意味で用いられる。 | 彼は子供の貧困を訴えるアーティストなのに、実は恵まれたインテリ層だった。フェイクだ! |
フッド (hood) |
neighborhood の略。主に都市部の貧困地域や、ストリートカルチャーが根付く地域を指す言葉で、アーティストのルーツを示す文脈でよく使用される。「地元」。 | 都会に出ても良いのだが、俺は自分のフッドを盛り上げるためにラップをしている。 |
プロップス (props) |
本来の意味の「評価」と同じか、よく似た意味で用いられる。HIPHOPではアーティストの「評判」「名声」を指す意味で用いられるスラング。 | ダサいラップを披露すれば、お前のプロップスも崩れてしまうぞ。 |
(flow) |
本来の意味の「流れ」から転じて、HIPHOPでは、ラップにおける韻の踏み方・リズムの乗せ方を指すスラング。ラッパーの技術を評価するための基準の1つ。 | 彼はフロウに定評のあるMCだ。 |
ホーミー (homie) |
homeboyの略。親しい友人や仲間を意味する言葉で、同じ地域・コミュニティ内での強い絆・連帯感を表現する際に使用されることが多い。 | 愛してるぜ!ホーミー! |
マイメン | 英語のmy manに由来する言葉で、親しい友人・信頼できる仲間を指す。HIPHOPでは、よく使われる表現。 | 今日のステージには、地元のマイメンも遊びに来てくれる。 |
マザーファッカー (Mother Fxxxer) |
本来の意味から転じて、「クズ」「ダメな奴」という意味で用いられるスラング。相手を非難するために使われる攻撃的な表現で、使用には注意が必要。 | お前はダメなラッパーだ!Mother Fxxxer! |
ワック (Wack) |
「質が悪い」「つまらない」「ダサい」というようなマイナスな意味で用いられるスラング。相手を批判・非難するために使われる。 | WackなMCのお前はこのバトルにも勝てない! |
( rhyme) |
本来の意味と同じく「韻」。一般的にラップでは「韻を踏むこと」が基本の技術だが、それは「言葉の音の一致を作り出すこと」でもある。ラッパーの技術を評価するための基準の1つ。 | ラップをするにあたって韻…つまりライムを踏むことは大切とされる。 |
(respect) |
本来の意味と同じく「尊敬」「敬意」を意味するスラング。他者や文化への敬意を示す。先人や同業者の功績を認め、尊重する態度。 | 緊張しながらもステージに立った君にリスペクトを贈るよ! |
レペゼン (represent) |
本来の意味の「代表」と同じか、よく似た意味で用いられる。HIPHOPでは、アーティストのルーツや育った環境と関連づけて使用されることが多い。 | 俺は地元をレペゼンしてこの全国大会へ来たぜ! |
日本で使われることの多いHIPHOPのスラング12選
先述したHIPHOPスラングの中でも、日本で使われることの多い12個について詳しくご紹介します。
サンプリング
「サンプリング」(sampling)とは、既にある音楽(音声)の一部を切り取り、新しい楽曲に組み込む手法です。
例えばHIPHOPでは、古いレコードから印象的な部分を取り出し、それを土台にして新しい楽曲を作ります。
例えば、Pharoahe Monchさんの「Simon Says」という楽曲では、日本の映画「ゴジラ」のテーマ曲のイントロ部分がサンプリングされています。
日本語ラップにおけるサンプリングは、リリックのそれを指す場合もあります。
「Grateful Days」という楽曲でZeebraさんが残した有名なバースに、こんな一節があります。
「俺は東京生まれHIPHOP育ち 悪そうな奴は大体友達」
この部分をサンプリングした楽曲は多く、DAOKOさんの「もしも僕らがGAMEの主役で」もその1つ。
「平成生まれ INTERNET育ち 死にたい奴は大体友達」
チル
世界中でCity Popという音楽ジャンルが浸透してきたこともあって、一般的に知られる言葉になりつつある「チル」(chill)。
リラックスできるような落ち着いた状態を表す言葉です。
HIPHOPでも、リラックスした雰囲気の楽曲を評価する時に使われます。
あのZORNさんも「Chill Out」という楽曲をAKLOさんとともに制作しており、ときには忙しい日常から一時的に離れ、リラックスする時間を持つことについて主張しています。
ディグ
HIPHOPにおける「ディグ」は、英語の「dig」(掘る)に由来するスラングです。
主に音楽や文化を深く探求する行為を指します。
どのように探究するかというと、あまり知られていないアーティストや楽曲を見つけたり、古いレコードショップや蚤の市で、珍しいレコードを探したりするのです。
ディス
「ディス」というスラングは、英語の「disrespect」の略です。
相手を批判したり、けなしたりする意味を持ちます。
HIPHOPでは特に重要な概念の1つです。
例えば、「あいつは俺をディスった」は、「あいつは俺を批判した」という意味になります。
ディスは、HIPHOP文化における言葉の戦いの形です。
ただし、単なる侮辱に終わるのではなく、創造的な表現・言葉遊びの腕を競う場でもあります。
この「ディス」が動詞化した言葉で「ディスる(disる)」というものがありますが、有名ラッパーのD.Oのテレビ出演の影響もあって、市民権を得るようになりました。
ドープ
ドープ(dope)は、日本語による厳格な定義が難しい言葉ですが、簡単に言うと「イカしている」という理解で問題ないでしょう。
本来は薬物を意味する言葉です。「ドーピング」という言葉もありますよね。
しかしHIPHOPでは、全く異なる意味で使われています。
音楽やファッションなどを評価する際に、肯定的な意味合いで用いられるのです。
例えば、「この曲のフロウはドープだ」というように使われます。
ビーフ
HIPHOPをより深く理解したいのなら、「ビーフ(beef)」はぜひ知っておきたい概念です。
本来は「牛肉」を意味する言葉ですが、HIPHOPの世界では、ラッパー(もしくはグループ・レーベル)同士での対立を指すスラングとなりました。
必ずしも実際の暴力を意味する訳ではなく、お互いを批判する作品を出し合うといったことも、ビーフの1つです。
1990年代のアメリカでは、2PacさんとThe Notorious B.I.G.さんによる激しいビーフが繰り広げられました。
西海岸と東海岸という対立構図となってヒートアップし、両者が銃撃によって亡くなるという最悪の結末を迎えます。
ビーボーイ
ビーボーイ(B-BOY)とは、ラップやDJなどをする若い男性のことを指すスラングです。
女性の場合は、ビーガール(B-GIRL)という言葉も使われます。
B-BOYのBとは、ブレイクダンスの「Break」を意味しています。
もしくは、HIPHOPが生まれたBronxに由来するとの説も。
前者であれば、「ブレイクダンスを踊る男の子」という意味から転じて、ラップ・DJを楽しむ男性というように用いられたのでしょう。
フロウ
フロウ(flow)は、ラップにおける「歌い回し」を指す言葉です。
声の高さ・強弱だけでなく、リズムへの乗せ方なども含む概念でもあります。
フロウの種類は多様で、ゆったりとしたものから機関銃のように早いものまであります。
また、ビートの裏を突くようなフロウや、メロディアスなフロウなど、様々なスタイルがあります。
したがってフロウの技術というのは、ラッパーの音楽性と関連づけて説明されることも多いのです。
「彼のフロウは独特だ」という言葉は、「彼のラップの韻の踏み方やリズムの乗せ方に特徴がある」という意味になります。
フリースタイル
HIPHOPでいうフリースタイル(freestyle)は、即興でラップを披露することを指すスラングです。
近年は、即興ラップを披露し合う「フリースタイルMCバトル」が盛り上がっていますよね。
ただし、フリースタイル自体はバトルだけではなく、ライブ形式のパフォーマンスにも見られます。
複数人で輪っかを作り、即興で8小節ずつフリースタイルラップをする「サイファー」もHIPHOPに欠かせないカルチャーのひとつです。
HIPHOPの全ての作品が即興で作られたものとは言えませんが、それでもフリースタイルの概念はHIPHOPにとって重要なものだと言えます。
マイメン
マイメンは、「(特に親しい)仲間・友だち」を指すスラングです。
「my man」に由来するとされていますが、真相は闇の中。
あるコミュニティで価値観を共有している仲間を「マイメン」だと紹介するケースもあれば、単にHIPHOP好きの界隈で出会った人は「マイメン」であるという考え方もあります。
テレビ朝日で放送されていた「フリースタイルダンジョン」でも、この「マイメン」というスラングが登場するMCバトルがあります。
参考:https://abema.tv/video/episode/88-20_s4_p9
チャレンジャーのIDさんが、モンスターのACEさんに対し「うざってぇだろ けど終わったらマイメン」というラインを放ちます。
これに対して、ACEさんは「終わったらマイメンじゃねぇよ マイクぶつけた時点からマイメンだろうがよ」とアンサー。
IDさんはあくまでバトル終了後に仲間としてのマイメンの関係になるというHIPHOPらしい主張をしますが、ACEさんはバトルが始まった時点で既にマイメンであるという粋な返しをしています。
ライム
ライム(rhyme)は、日本語で「韻」を意味する言葉です。
言葉の音の一致を作り出す技術で、単語の最後の音だけでなく、語中や文頭の音の一致も含みます。
一般的にラップでは「韻を踏むこと」が基本の技術となりますが、日本語ラップでは、特に母音の音を一致させることが重視されます。
例えば、MCバトルで晋平太さんの残した有名なバースがあります。
「その戦車 拙者が運転者」 戦車と拙者と運転者というワードが登場しますが、どれも母音でいうところの「e - a」が一致しています。
リスペクト
リスペクトは、英語の「respect」そのままに、「敬意」「尊敬」という意味を持つ言葉です。
HIPHOPの世界では、バックグラウンドの異なる者が一同に会すこともあります。
その時にも、お互いのリスペクトが大切であると言えるでしょう。
ラップの技術もリスペクトされる対象となり得ますが、どちらかというと当人の姿勢(スタンス)をもって「お前にリスペクトを贈るぜ!」と言われるケースが多いような気がします。
「先人へのリスペクトがなきゃダメだ」と、HIPHOPの歴史に関して引き合いに出されることも。
HIPHOPのスラングを使う際に注意すべき点
HIPHOPのスラングを使う際に注意すべき点として、以下の2つが挙げられます。
- 適切な文脈で使用する
- 不快で差別的な言葉もある
まず、適切な文脈で使用するようにしましょう。
ライムとバイブスと意味を取り違えて、「僕はバイブスを踏むのが好きだ」なんて発言をしないよう気をつけましょう。
次に、スラングには不快で差別的な言葉もあることに留意してください。
二ガー(nigga)などが代表的な事例です。
黒人たちの間で、仲の良い2人が「よお!兄弟!」というような具合でこの言葉を使うこともありますが、一般的に使われるフレーズではありません。
単に「格好良いから」という理由でスラングを使うと、思わぬトラブルの原因になることも。
十分に注意するようにしてください。
【まとめ】スラングを理解してHIPHOPをより楽しもう!
これまで気になっていたスラングについて、意味や使い方が理解できたでしょうか?
スラングとは、特定の分野で使われるカジュアルな表現です。
HIPHOPにも、多くのスラングが存在します。
スラングの意味がわかれば、よりHIPHOPを深く楽しむことができます。
ラップする人なら、使い方に気をつけながらリリックに盛り込んでみるのもアリかも。